廬山修行感想文 2004年5月 byムサシさん 盧山・・・ 私が想像していたのは、 「ねえ、見て見て紫龍!こんなに大きな大根よ!」 「そうだね春麗。今年は豊作だ。早速老師に食べていただこう」 「二人とも若いのう。フォッフォッフォッ」 というのどかな光景でした。 他の青銅が灼熱地獄や極寒の地で歯を食いしばり、帰らぬマーマや会えない兄さんに思いを馳せながら修行しているときに、何ゆえ紫龍だけ、温暖な景勝地で最愛の女の子とほのぼのと・・・? という間違った偏見をいだいていたのですが・・・が! 綾乃川さんと、罪もないのにつきあわされているYちゃん、私が足を踏み入れたその場所は大量の霧を含んだ突風が吹き荒れ、2,3メートル先も見えない(←これって盧山じゃなくてジャミールへ行く途中の道じゃなかったっけ?)まさに、聖闘士になるための選ばれし修行地でした。 長年夢見た星矢ゆかりの地におおはしゃぎで(Yちゃん除く)一峰→二峰→三峰→と突き進んでいった私たちでしたが、五峰を目前に登るのを断念。 「滝に行けなくなるといけないしね」 というもっともらしい理由をつけて下りてきたが、一番の理由はもちろん、身体がついていかないから。 実際、ここからくだっていくのは、ほんとにつらかったです。 足はがくがくいってるし、ときどき滑って転ぶし。 ここで6年も(まじめに修行して)暮らせば聖衣も入手できるし、大滝も逆流させられるでしょう。 今まで誤解していてほんとにごめん!紫龍! そんなこんなで北京に戻ってきてからも綾乃川さんと私の星矢な日々は続きました。 星矢とは関係ないのに、万里の長城への往復のタクシーでも、 「なんでこんなに混んでるんだ!」 と一人いらいらする運転手さんを尻目に、後部座席で盛り上がっている二人。さぞかし運転手さんも 「なにがそんなに楽しいんだ?この子たちは」 と不思議だったことでしょう。 歴史に名高い円明園でも、 「ギリシャはこんな感じなんだよ」 と説明してくれる綾乃川さんに、 「いつか行かねば」 と心は既にアテナやポセイドンの神殿に。 綾乃川さんがはるばる日本から来てくれたおかげで、ほんとに楽しいGWを過ごすことができました。 ほんとにありがとう!そしてお疲れ様。 文句ひとつ言わずにつきあってくれたYちゃんもありがとうね。おかげで無事に帰ってこられました。 またいつか、星矢な旅にご一緒できたら嬉しいです。 中国では6日間、本当にお世話になりました。朝から晩まで専属ツアーコンダクターをやっていただいてしまいましたね。 ムサシさんのおかげで、念願の廬山旅行を実行することができた他、予想以上に星矢な旅になりました。とても楽しかったです。本当に本当にどうもありがとうございました。 それにしても、修行のような毎日でしたよね。廬山はもちろんのこと、頤和園、天安門・・・と北京市内の観光地を歩き回ったり、「地球の歩き方」にも載っていない万里の長城に行き、未整備な状態の道なき道を恐々歩いたり、円明園の廃墟跡でギリシャを想ったり・・・。そういえば、2日も昼食抜きで歩き回りましたよね。よく歩きましたね〜。歩けましたね(笑)。 ホント、ぜひぜひ、また星矢な旅に行きましょう! by綾乃川 |