【 含ハン口 】


含ハン口は五老峰の入口で、晴れていれば五老峰を一望し、また、ロープウェーで滝をいくつか見学することができる。五老峰は、5つの峰が5人の老人のように見えることから来ている。
ちなみにお土産用のトランプは、五老峰では2セット(中身は同じ)で5元だったが、翌日回った風景区の方ではバラで5元であった。
五老峰を出たところでタクシーを拾う予定であったが、駐車場にはタクシーはほとんど見当たらず、料金も法外な値段になっている模様。仕方なく道に沿って歩いていたところ、恐らく全身に車に乗りたいと書いてあったのだろう。いわゆる白タクの2人組(やはりここでもペア)が声をかけてきた。含ハン口周辺で遊んでからホテルに戻るということで、交渉開始。しかし、観光客が多いため、なかなか値下げ交渉には応じてくれない。でも含ハン口まで徒歩で行ってそこでタクシーを拾うには体力の限界が来ていたので、何とかして車に乗りたかった。ようやく120元で決着(それでも高いが)。ただし、含ハン口での観光時間は15分に制限された。それにしても、こんな山道カーブ道でよく飛ばせると感心してしまうほどスピードを出して運転する。片側1車線の道路なのに、対向車線に出てどんどん追い越しをかけていく。まるでジェットコースターに乗っているようだ。安全装置がない分、こちらの方が確実に危険。

含ハン口は、行きと同じく入場規制があるために、ドライバーの相棒のお兄さん(おじさん?)が連れて行ってくれることになった。ちょっとチンピラ風だけど、同業者に「何でガイドの資格持っていないのにガイドやっているんだ?」と声をかけられるほど、仲間内では知られているようだ。私達は韓国人ということにしていた。時としてその方が安全なことも多いのだ。「何人?」と聞かれた場合はたいてい「韓国人」と応えていた。実際に良く間違えられたしね。

制限時間15分というから、奥まで行かずにさっさと戻ってくると、階段下で待っていたお兄さんは、「写真を撮ったら?」「撮ってあげるよ。」と言って撮ってくれた。他の観光客にも頼まれてシャッターを切っている様子を見ていると、そんなに悪い人ではないのかもしれない。

無事にホテルに到着し、本日の観光は終了。五老峰を満喫したけど、ホッとしたのも事実。
本日の第1食目になってしまった夕食では、石茸(キクラゲ)や竹の子等廬山ゆかりの食材の料理を注文。お腹ペコペコで夢中になって食べた後は、本日の観光や☆矢話で盛り上がり、気が付いたらムサシさんと私の2人だけになっていた。たぶん体は疲れているのだろうけれど、それよりも廬山に来たこと、五老峰を歩けたことの方が嬉しくて疲れを感じてなかったのだろう。現に、一般人のYちゃんは夕食途中でダウンしてしまった。連れ回してしまってごめんね。
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