大雨でなければ、この後、いくつか滝も見に行かれたと思うが、土砂降りの雨のために、呉さんが提示してくれた廬山博物館(毛沢東旧居跡)に行くことに。恐らく、呉さんが提示してくれなければ、思いつきもしなかっただろう。ここは、毛沢東縁のものが展示されている他、地質学関連、文化人関連等、廬山関連のものもたくさん展示されている。現在の政治家の書が展示されているのはなかなか面白かった。また、実際に見ることが出来なかった廬山の滝の写真を見ることが出来た。



ところで、結局、紫龍が逆流させた廬山の大滝とは??
李白の詩に「望廬山瀑布」というものがある。

日照香炉生紫烟
遥看瀑布挂長川
飛流直下三千尺
疑是銀河落九天

「書き下し文」
廬山の瀑布を望む
日は香炉を照らして紫烟を生ず
遥かに看る瀑布の長川を挂くるを
飛流直下三千尺
疑うらくは是れ銀河の九天より落つるかと

五老峰麓のお茶屋さんでは、李白が読んだのは「三畳泉」だと言われたけれど、この廬山博物館で、李白が読んだのは、秀峰にある滝であることを知った。秀峰は五老峰よりもう少し南にある景勝地である。

今回は秀峰まで足を延ばすことはできないが、そう、もう一度来て、今度こそ、大瀑布の下で、廬山昇龍覇をやるぞ!!!と決意を新たにしたのである。
次へ

トップへ